説得力のある演奏に必要なこと
- 田島恵理(たじまえり♪)
- 2022年6月23日
- 読了時間: 2分
お土産に持って帰りたいような初夏のドイツ、素晴らしいお天気が続いています。
ドイツに住んでいて、私が一番大事にしている時間。それはニッダ川を散歩することです。
久しぶりにここへ戻ると、何事もなかったように‘’おかえりなさい‘’と言って、全てを受け止めてくれる場所。ベートーヴェンも聴いたであろう鳥の声が出迎えてくれます。 ここで考え、感じたことは正しいような気がして、多くの時間を過ごしてきました。 木々の揺らぐ音。教会の鐘。川の水面を静かに進んでいく鴨や白鳥。音も立てずに駆け回る野ウサギや蝶たちの生命力あふれる動きが、静かに、そしてエネルギッシュに絶え間なく流れる空間です。 光は日々様子を変え、空を映し出してくれます。そこからは、絵を描く前の真っ白なキャンバスのような「静寂」が聴こえてきます。 「静寂」それは真っ白なキャンバスのこと。 もし絵を描くなら、絵の具や筆を持っていてもキャンバスがなくては描けないように、ピアノも、キャンバスとなる「静寂」がなければ始まりません。 静寂の中に身を置くことで見えてくるキャンバスをしっかりと意識することで、説得力のある演奏が生み出されます。それは、本番での精神力とも大きく関係します。 先ずはそこに身を置く時間を取り、静寂の音を知ること、 更にステージでその静寂を作り出せるようになれば、説得力のある豊かな演奏へと繋がっていきます。
只今、2022年9月24日(土)の宇都宮短期大学レクチャーコンサートに向けて充電中です。 「ドイツの息吹を演奏に活かす」をテーマに学生に伝えるべきことを念頭に過ごしております。
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